


"); } -->
古都のブログ小説 お雪抄1449
「御意。北屋敷の門番から屋敷横の勝手口より戸をけ破って狼藉者が侵入したとの報せを受けて駆け付けた時は既に戦いが始まっておりました」
「なれば正門、並びに南門の勝手口からの侵入は無かったのだな」
「左様に御座りまする」
「されば警護役の家臣には予め決められた場所への配置についておるな」
「御意に御座りまする」
「百人組は何としておる」
「組頭の差配で、北に二十、中屋敷に二十、南の庭園や壁際に二十、西側の全ての御門に二十が張り付いておりまする。残りの槍組と抜刀組と合わせた二十は姫御殿の南北の廊下周辺に詰めておりまする」
「さすれば、姫御殿には合わせて四十か」
「御意に御座りまする」
「して、入り込んだ者らの行方は如何に」
「定かに分かりませぬが、未だ曲者はどうも北屋敷範囲から抜け出しておらぬ風情にて・・」
「待て、それはちと理に合わぬ。福士郎が何度もこの上屋敷内の南側の廊下にて庭ら向かって吠え続けているのだが・・」
「左様に御座りまするか。福士郎が吼えるなれば必ずや曲者は姫御殿周辺に未だ隠れ潜んでいるものかと」
これを聞いた家老の宗兵衛が背後の家士に扇子を向けた。
家士が急ぎ立ち上がり、摺り足で姿を消した。
「それでは狼藉者が何処から何人が忍び入ったか分からぬな」
「姫様御一統の帰還時の騒ぎにまぎれて正門か南門かのどちらからの通用口から侵入した者もいたかも知れませぬ」
次席家老の山形文吉が手の者を賄い方と女達への報せに走らせた。
これを見て吉斉が
「急ぎ、父上と母上を姫御殿の白書院へお連れ致せ」
柔術の免許皆伝の山川右衛門と中野治助が白書院の南と東側の敷居側に擦り寄って来て、吉斉らに背を向け、片膝立て腰の物に手を添えた。
庭に高張提灯を先頭に次々と組員質が入り込んで来た。
どの面構も怒顔に変わり闇夜を睨む眼差しが尖がっていた。
「恐れながら、殿におかれては姫君様らの後を追って下されませ・・」
右衛門がさっと振り返り、両手をついて忍び声で懇願した。
だが吉斉は無言で首を振り、二人の立つ位置を指図した。
お雪やお福らの部屋と吉斉の部屋は火事や地震などの災害にも絶対崩れない頑丈な造りとなっていて、敵の侵入にも扉を固く締めると、容易には開くことが出来ない仕組みとなっていた。
古都の徒然 祝・ サッカーロシアWカップ出場!
今朝の徒然はこのタイトルで決まりですね(笑)。
昨日は
朝から落ち着かなかったサッカー・アジア予選の決定戦。
しかも
相手の豪州には日本はこれまで、あまり良い成績が無く、
気ががりだったのですが、
日本の自由奔放な戦いぶりに比べて、豪州の足の
重さが目をひき
あれっ、
もしかして
日本が勝つかも知れないと思い始めたのは前半から
飛ばして行く
まるで疲れを知らない子供たちのような
ハードな試合運びを見ている内に・・(*^-^*)
それでも
何度もチャンスがあるのに一本もシュートが入らない
苛立ちに
がっかりしたり・・
殊にコーナーキックは何本あったか分かんないほど
打ち込んでいたのに一本も決まらず・・
これで、どうして勝のさ・・"(-""-)"と・・
すると開始41分に何と、右FWの浅野22歳が最終ライン
の背後に回ったとき、
ベテランの長友からの絶妙な浮きパスが入り、
これをガラ空きの守備陣を横目に軽くシュート!!
願ってもない貴重な1点をとり・・
思わずテレビの前で拍手・拍手・・(*^-^*)。
意気上がる我が日本は
後半戦でも、37分にMF21歳の井手口が豪快に
ミドルシュートを決めて
勝利を決定づけ、
まるで天にのぼるような高揚感に包まれて・・
お蔭で
朝、四時に目覚めてしまい、何度も寝ようとしたのですが、
興奮しているのか、ついに眠れず・・
今はぼんやりして・・
原稿がぐちゃぐちゃか心配ですが・・勝利したことで
何もかもが機能したような感じですが、
かっての
栄光の男たち本田・香川がベンチで声援を送るのも
もう、見慣れた光景ですが?
今や、
21や22歳の子らの時代なのです。
若者のエネルギーと年配者の経験とが旨く混ざり合っての
勝利であることに
日本の未来があるような気がして、嬉しい試合でしたね。
これで
Wカップでも活躍してくれるとよいのですが・・
今はまだ勝利の余韻に浸りたいですね(#^^#)。